
花火を撮ったはいいけど、レタッチの方法がわからない
花火の写真を上手に見せたい
そんな方たちに向けて書いています。
花火写真って編集作業が(以下レタッチ)が難しいんですよね。
私も最初は出来ませんでした。
本記事では実際の編集画面を見ながら、花火のレタッチ方法とレタッチに必要なものをわかりやすく解説していきます。
撮影が終わった後は、レタッチをしてさらに良い写真に仕上げましょう。
花火撮影に必要なもの花火撮影のカメラ設定を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
こんにちは。
このブログを運営しているDaisukeです。
風景写真を撮り始めて9年目の週末フォトグラファーです。
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花火の写真をレベルアップさせたい方、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは、みていきましょう。
レタッチをするとどうなる?

レタッチすると写真は上手く見えます。
撮って出し至上主義みたいな人がたまにいらっしゃいますが、無視して黙ってレタッチしましょう。
ただ、一つ残酷なことがあります。
撮影を失敗したものを復活させることは不可能ということです。
レタッチは写真を上手く見せる魔法のようなものではありません。
料理で例えるとスパイスみたいなものです。
撮影でミスしないように撮りたい写真をしっかりとイメージして撮影しましょう。
このようなことができます。
実際にビフォーアフターを見てみましょう。
どうでしょうか?
同じ写真でも受ける印象が少し違うと思います。
彩度を上げすぎて色が破綻してしまったり注意が必要ですが、レタッチは誰でもできるものです。
テクニックは無限にあるので、少しずつ慣れていきましょう。
花火レタッチで必要なもの

合成せず1枚だけの編集であれば、iPhoneやiPadなどのタブレットでも編集が可能です。
本記事では、Adobe Lightroom Classic を使って花火の写真1枚のレタッチについて紹介していきます。
Adobe Lightroom Classic をすでに持っている方
画像編集ソフトを持っている方は下のボタンから飛んでください。
おすすめの編集ソフトを紹介していきます。
おすすめの編集ソフト

この3つになります。
実際はAdobe Lightroom Classicを使用した後に、Photoshopも使用します。
それぞれのソフトの特徴はこちらです。
今回、紹介するソフトはサブスクリプションです。
Luminarは買い切り版もありますが、オススメしません。
大型アップデートがあった祭に買い切り版だとアップデート出来ません。
サブスクに登録していれば、最新のものを使用することができます。
サブスクなので月々お金がかかってしまいます。編集ソフトを使わない人には向かないかもしれません。
今回紹介するソフトは無料のお試し期間があるので、使ってみるのもいいと思います。
それぞれの価格は以下の通りです。
Adobeでサブスクを契約するなら、Adobe フォトプラン 20GB がおすすめです。
月額 | 年額 | 買い切り | 公式サイト | |
Adobe フォトプラン 20GB | 1,180円 | 2017年に廃止 | Adobe公式 | |
Adobe フォトプラン 1TB | 2,380円 | 28,480円 (月2,373円)25,632円* | 2017年に廃止 | Adobe公式 |
Luminar | 1,480円 | 11,980円(月998円) | 29,980円 21,285円*2 | Skylum公式 |
*Amazonにて最安値販売
*2楽天市場にて最安値販売
Adobe フォトプラン20GB は現在、公式サイトで加入することが困難になっています。
その理由はフォトプランが検索しても出てこない点です。
ですが、解決方法があるみたいです。
Adobe試用版を入れ使用期限が切れるところで解約を選択。解約の時フォトプラン20GBが選択可能になる
そのうち、フォトプラン20GBはなくなってしまうのでしょうか?
コスパがよく私も愛用しているので、無くなって欲しくないですね...
ちなみに公式からサブスクとして契約するよりも、Amazonなどで12ヶ月ライセンスを購入した方がお得に買うことができます。
更新時は購入する手間はありますが、安くなるのは嬉しいですよね。
いよいよ、花火のレタッチに移りたいと思います。
今回はAdobe Lightroom Classicを使用していきたいと思います。
花火のレタッチ方法

レタッチは以下の流れでやるとスムーズです。
花火の写真編集に限らず、だいたいの写真編集はこんな感じです。
それでは実際の編集画面を見ていきましょう。
今回のレタッチはAdobe Lightroomのみで仕上げていきます。
Adobe Lightroom Classic を用いてのレタッチ

まずは、撮影した写真をLightroom Classicに取り込んでいきます。

読み込みボタンで写真のインポートを行っていきます。

読み込む写真を指定していきます。
撮影した日などで区切っていると、写真を読み込む時も見つけやすく便利です。

写真の取り込みが終わったら、上のバーにある「現像」を選択していきます。
下にプレビューが出てくるので参考にしながら写真を選定していきます。
写真選定時には、「Q」を押すことでフラグを立てることができます。
写真の編集をする際に便利になるので立てておきましょう。

フィルターをフラグ付きに変更すると、先ほど選定した時の写真が出てきます。
こちらから気に入った写真を編集していきましょう。

プレビューの左上にフラグがついているのがわかると思います。
今回はこちらの写真を編集していきます。
*今回は花火写真をですが、どの写真編集でもここまでは同じ工程になるかと思います。

主には写真の横にあるこちらのバーを使います。
それぞれこのような意味があります。
露光量 | 写真全体の明るさを調整 |
コントラスト | 写真全体の濃淡を調整 |
ハイライト | 写真の明るい部分を調整 |
シャドウ | 写真の暗い部分を調整 |
白レベル | 写真の中で最も明るい部分を調整 |
黒レベル | 写真の中で最も暗い部分を調整 |
テクスチャ | 中精度のディテールを調整 |
明瞭度 | 高精度・中精度・低精度関係なく全体的に調整 |
かすみ除去 | 黒レベルを下げ、写真にメリハリを持たせる |
自然な彩度 | 彩度が高い部分の影響を抑えつつ、低彩度部分を調整 |
彩度 | 写真全体の彩度を調整 |

ヒストグラムの左上を押すと、黒潰れしている部分が青く表示されます。
この部分がなくなるように露光量を調節しましょう。

またヒストグラムの右上の矢印を押すと、白飛び部分を赤く表示することができます。
こちらもハイライトを調整して赤い部分がなくなるよう調節しましょう。
またバーをスクロールすると、レンズ補正の欄が出てきます。
色収差とプロファイル補正を使用にチェックを入れましょう。

この欄を設定することで、レンズ特有の歪みや、色のにじみなどを軽減することができます。
今回用いた写真です。こちらの写真をレタッチしていきます。

この写真をレタッチする時は以下のことに気をつけながらレタッチをしました。
コントラストと彩度を上げるときは、微調整を繰り返し調節するようにしましょう。
あげすぎると、自然界ではない色になり写真として不自然になり破綻します。
最終的に、こちらの設定になりました。

完成した写真はこちらです。

まとめ
最初はレタッチも難しいと思います。
慣れてくると短時間で上手に編集できるようになっていきます。
カメラも上手くなってくると、新しい機種やレンズが欲しくなりますよね。
こちらの記事では、カメラをどこで買えばいいかネット編と店頭編で紹介しています。
あわせて読んでみて下さい。