カメラメーカー長期保証って入った方がいいの?
メーカーによって保証内容に差があるってほんと?
そんな方の参考になればと思います。
私は過去にカメラを水没させたことがありました。
その時メーカー長期保証に加入しておけばと何度思ったことか...
本記事では、どのような人が長期保証に加入すべき紹介していきます。
またメーカーごとの保証内容や保証期間を比較していきたいと思います。
こんにちは。
このブログを運営しているDaisukeです。
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それでは早速みていきましょう!
メーカー長期保証に入った方がいいの?
結論から申し上げますと、条件が揃っている人であれば加入した方がいいと思います。
メーカーによって保証内容や加入条件が微妙に異なります。
しかし修理費が安くなったりなどの恩恵を受けることができるため加入をお勧めします。
長期保証はメーカー公式で製品購入する人で購入時に加入することが条件になっています。
製品購入後に加入はできません。
製品加入後に保険に加入したい場合は携行品保険に加入しましょう。
また、長期保証期間が切れてしまった人も携行品保険に加入してみても良いかもれません。
こちらの記事ではおすすめのカメラ保険について紹介しています。
あわせて読んでみてください。
-
おすすめカメラ保険3選(携行品保険)
続きを見る
メーカー長期保証に加入すべき人
この3点に当てはまる人は長期保証に加入した方が良いと思います。
理由を1つずつ話していきたいと思います。
メーカー公式サイトにて製品を購入する人
カメラメーカーの公式サイトにてカメラを購入する一番のメリットとして挙げられるのが、長期保証の存在です。
基本的に公式サイトからの製品購入がメーカー長期保証の加入条件となっています。
カメラは公式サイトだけではなく、家電量販店やネットでも購入できる時代です。
公式サイトからの購入は家電量販店のポイントや値引きなども受けらません。
そのため公式サイトからの購入が一番価格が高いことが多いです。
逆に言えば、公式から製品を購入する人で長期保証に加入していない人はもったいないです。
メーカー長期保証でしか受けることができない保証もありますので加入を検討してみても良いかと思います。
10万円以上の機材を使用している人
理由としましてはカメラが故障もしくは破損した場合、修理をすると思います。
カメラ保険に加入されている場合、保険を使いますよね。
多くのカメラ保険(携行品保険)では1つの機材につき最大10万円までしかでません。
高額な機材を使用している人ほど、長期保証に加入するのをお勧めします。
携行品保険は水没などでも対象になります。
しかし、全額を保証してくれるカメラメーカーもあるためできるだけ加入した方が良いです。
リスクのある撮影を行なっている人
悪天候や海辺などで撮影されている方も水濡れのリスクがあるためお勧めです。
メーカーによっては水濡れ保証も付かない場合がありますので加入の際には注意が必要です。
それでは各メーカーの保証内容内容についてみていきましょう。
各メーカーの保証内容
今回はNikon、Sony、Canon、Fujifilmの保証内容について紹介したいと思います。
どのカメラメーカーも長期保証に加入するためには共通した条件が一つありました
メーカーにより無償で長期保証に加入できたり、有償のみであったりと条件は異なっています。
保証の細かい内容については後述しますが、大きな違いは下記の図の通りです。
長期保証期間 | 保証内容 | 長期保証料金 | 公式サイト | |
Nikon | 3年 ※1 | 自然故障、破損、水濡れ、火災 | 有料(製品の5%) | Nikon公式 |
Sony | ベーシック 3年 ベーシック 5年 ワイド 3年 ワイド 5年 | ベーシック:自然故障 ワイド:水濡れ、落雷 火災、破損 | ベーシック3年:無料 ベーシック5年:有料 ※2 ワイド 3年:有料 ※2 ワイド 5年:有料 ※2 | Sony公式 |
Canon | 5年 | 自然故障のみ | 有料 ※2 | Canon公式 |
Fujifilm | 3年 | 自然故障のみ | 無料 | Fujifilm公式 |
※2 製品により長期保証の料金変動あり
ここでの大きな違いは、Nikon、Sonyには水没や火災についても保証されるという点です。
Canon、Fujifilmに関しては自然保証のみ保証対象となります。
また、長期保証に加入するための料金に関してはメーカーによって違いがあります。
高価な機材を使っている人でも約4万円前あれば長期保証に加入することができそうです。
それではカメラメーカーの保証内容の詳細をみてみましょう。
Nikonの保証内容
ニコン長期保証にはスタンダードとスペシャルという2つの保証があります。
主に違う点は2点です。(下記)
- 加入時に料金がかかる
- 保証内容の違い
ベーシックとスペシャルのメリットデメリットは以下の通りです。
ベーシック
メーカー1年間+ニコンダイレクト2年間の無料保証
保証内容が自然故障のみ
現在はニコンダイレクトで購入したキットレンズのみに付帯
スタンダードは2023年4月18日からキットレンズのみの付帯になりました。
これは残念な変更点ですね。
スペシャル
保証内容が水濡れや破損などと幅広い(スタンダード+α)
保証期間3年間
1年目は100%全額保証
加入が有料であり、製品の5%分支払う必要がある
2年目80%、3年目60%という具合に保証金額が減少する
長期保証に水ねれや破損の保証がついているのは心強いですね。
さらに詳しい内容は公式サイトから確認することができます。
↓
Nikon公式サイト
Sonyの保証内容
Sony長期保証はベーシックとワイドがあります。
さらに保証期間を3年か5年で選ぶことができます。
ベーシックとワイドの異なる点は2点です。
- 加入時の料金の違い
- 保証内容の違い
この図を見ると少しイメージしやすいかもしれません。
無料で加入できるのはベーシック3年のみであり、その他は有料での加入となります。
ベーシック
ベーシック3年は加入無料である
保証期間を3年か5年で選ぶことができる
ベーシック5年は加入が有料である
保証内容が自然故障のみ
ワイド
保証内容が水ねれや破損、火災と幅広い(ベーシック+α)
保証期間を3年か5年で選ぶことができる
保証期間中であれば、修理費は何度でも無料である
加入が有料である
SONYにはα安心プログラムというソニーストア限定のプログラムがあります。
このプログラムを使用するとワイド保証に安く加入することが可能です。
SONYα安心プログラム
SONYα安心プログラムとは、入会金110円と月額550円にてソニーストアで様々なサービスを受けれるサービスです。
主なサービス内容は以下のとおりです。
SONYα安心プログラムの主なサービス
- 体験予約・接客サービス
- 下取り・買取サービス
- 3年間の長期保証が無料
- My SONY ID 登録でカメラ・レンズが10%引き
- α安心プログラム(長期保証に安く加入することができる)
- 清掃・点検サービス
- 学べるαアカデミー(オンライン講座)
頻繁に撮影に行かれる方や、ソニーストアで購入する人はいいかもしれません。
清掃・点検サービスは惹かれますね。
しかし、私のように近くにソニーストアがない方は少し恩恵が少ないように感じます。
長期保証の割引などもあるので、カメラ購入前に試しに申し込んでみるのもありだと思います。
さらに詳しい内容を知りたい方はこちら→SONY公式サイト
Canonの保証内容
Canonの長期保証は1つです。
他のメーカーに比べると選択肢が少ないのが残念です。
カメラ・レンズ長期保証セット
保証期間が5年間と長い(メーカー保証1年+4年間の延長保証)
保証期間中何度でも修理可能
フラッグシップモデル(Canon R3)には長期保証がない
保証内容が自然故障のみ
保証内容は延長保証に加入しても変わらない
※ 製品に応じて長期保証料金は変動
Canon公式サイトはこちらから
Canonはフラッグシップが長期保証の対象外というのは意外ですね。
フラッグシップを購入かつ長期保証に加入したい場合は、家電量販店で長期保証を付帯させた方が良さそうです。
以下の記事では、家電量販店での保証内容の比較を紹介しています。
こちらもよろしければお読みください。
-
カメラはどこの家電量販店で買うのが良い?
続きを見る
Fujifilmの保証内容
Fujifilmの長期保証は手続きなし無料で3年間保証が付くのが大きな特徴です。
今回比較した中で、最も保証の選択肢が少なかったです。
主な特徴については下記です。
富士フィルムモール延長保証
富士フィルムモールで購入すると無料で長期保証を受けることができる
メーカー保証1年+延長保証2年
延長保証はメーカー保証と同じ保証内容
保証内容は自然故障のみ
延長保証に加入していても、落下や水没などの修理は有料
保証の選択肢が少ない
Fujifilm公式はこちらから
もう少し保証内容が選択できるといいですね。
しかし、無料にて延長保証を受けることができるのは非常に魅了的です。
まとめ
長期保証は何かあった時に守ってくれる重要な保証です。
高額な機材を使用している人はできるだけ加入しましょう。