風景写真を始めたけど、何が必要かわからない!
おすすめのカメラアクセサリーを知りたい!
そんな方に向けて書いています。
私も風景写真を始めたての頃は、何が必要か全くわかりませんでした。
撮影地で「これがあったらなあ〜」と後悔したこともありました。
風景写真の場合、自然が相手なので勝負は一瞬の場合もあります。
一瞬の勝負だったのに、上手く撮れてなかった。
こんなことがないように気をつけたいものです。
本記事では風景写真を撮る上で必須のもの3つ紹介していきたいと思います。
すでに所有されている方にもおすすめのメーカーと商品を紹介しています。
ぜひ最後まで、読んでみてください。
こんにちは。
このブログを運営しているDaisukeです。
風景写真を撮り始めて8年目になった週末フォトグラファーです。
詳しいプロフィールはこちら
-
週末フォトグラファーDaisukeプロフィール
それでは本題に入っていきましょう!!
風景写真において必須3つのカメラアクセサリー
風景を撮影する上で必須のカメラアクセサリーは以下の3つです。
この3つは高価なもの、安価でお手頃なものがあります。
金額と相談しながら、必ず1つは所有しましょう。
ただ、資金に余裕がある方は、最初から高いものを購入しましょう。
まず「安いものから」と考えていると損をします。
高いものには高いなりの理由があります。
私は安物を購入し損をしました。
最初から良質なものを買っておけば、資金を別のものにまわせたはずです。
良いものを買って長く使い続けるのだ!!
1つずつ紹介していきます!
PLフィルター
今回紹介するPLフィルターはこの3つです。
おすすめのPLフィルター
- Kenko Tokina PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)
- NiSi True Color CPL
- H&Y Magnetic MRC Slim CPLフィルター
PLフィルターはPolarized Light(偏光)フィルターのことです。
偏光レンズは反射を抑える効果があり、本来の色を鮮やかな色彩を表現することができます。
たまに「PLフィルターはいらない」なんていう人がいますが、黙って買っておきましょう。
このように余分な反射を抑え、主役を際立たせることができます。
PLフィルターを使用することで、コントラストも上がるのでメリハリのある写真に仕上がります。
シーンによって使わないこともありますが、1枚は所有しましょう。
ちなみにこのシーンでは、使わない選択肢もありだと思います。
構造に関してはこちらを参考にしてみてください。
KenkoトキナーPLフィルターの構造解説
それではおすすめのPLフィルターを1つずつ見ていきます。
Kenko Tokina PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)
このフィルターの良い点と気になる点は以下の通りです。
PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)の良い点
- コスパが良く、レンズ口径が小さいものは価格が比較的安価である
- 薄枠でケラれにくい
- クリーニングクロス付属で初めての人には扱いやすい
PRO1D plus WIDEBAND サーキュラーPL(W)の気になる点
- 82mmより大きな口径がない
- レンズ口径が大きくなる(70mmくらい)と、同じ価格帯でより良いものがある。
Kenkoトキナーから出ている王道のPLフィルターです。
PLフィルターを持ったことがなく、これから使ってみたい方におすすめの1つになっています。
レンズ口径にもよりますが、安価に手に入れることができます。
マルチコートが施され比較的薄枠なため、使い勝手が良いです
Kenkoトキナー公式はこちらから
同じKenkoトキナーから出ているゼータシリーズも有名です。
ゼータシリーズは反射率が更に抑制されており、画質への影響も極限まで減らされています。
資金の余裕がある方はこちらを選んでみるのも良いでしょう。
Zéta ワイドバンド C-PLの商品内容はこちらから
NiSi True Color CPL
NiSiは2015年に中国で設立されました。
NiSi商品全般のクオリティーが高くどれを購入しても間違いないです。
最近では、フィルターだけでなくシネレンズ(動画用レンズ)にも力を入れて製作しています。
今回紹介するフィルターの良い点と気になる点は以下の通りです。
NiSi True Color CPLの良い点
- レンズ口径サイズ40.5mm〜112mmを網羅している。
- 透過率が高いため、使用して撮影しても画質が落ちない。
- 色被りが少ない。
- 品質が高い
NiSi True Color CPLの気になる点
- 価格が高い
私も長年愛用しており、気に入っているメーカーの1つです。
これを買っておけば間違い無いです。
資金に余裕があれば、最初からこれを購入しても良いと思います。
ねじこみ式になっており、不測に外れる心配もありません。
気になるのは少し価格が高い点です。
え、1枚こんなに高いの?
レンズ口径ごとにフィルター買える人、富豪でしょ...
そんな方にはステップアップリングをお勧めします。
ステップアップリングとは?
ステップアップリングは82mmと77mmのレンズを所有している場合、
82mmのフィルターを購入しステップアップリングを使用することで、
77mmのレンズにも使用することができるといった代物です。
様々なサイズのフィルターを購入するより、安く抑えられるためお勧めです。
ステップアップリングは安価だから、お財布にも優しいよ!
※レンズ口径をよく確認してから購入しましょう
H&Y Magnetic MRC Slim CPLフィルター
H&Yは2006年に香港にて設立されたフィルター専業メーカーです。
通常の丸型フィルターも発売されておりますが、マグネットフィルターの方が使い勝手が良いです。
私も現在使用していますが、使いやすくおすすめできるPLフィルターです。
このフィルターの良い点と気になる点は以下の通りです。
H&Y Magnetic MRC Slim CPLフィルターの良い点
- フィルターの着脱がしやすい
- REVORINGが革命的
- 品質が高い
- フィルターを装着したままでも使える専用のレンズキャップがある
H&Y Magnetic MRC Slim CPLフィルターの気になる点
- 価格が高い
- マグネットで装着しているため、振動で外れることがある
- REVORINGを装着した際、レンズフードがつかない
- 2枚以上の重ねがけが磁力的に不安である
使い方は口径が合うマグネットフィルターをレンズに装着。
PLフィルターが磁石になっておりレンズにくっつくといった感じです。
私も現在H&Yを使用しています。
撮影時でもフィルター交換がスムーズなため、重宝しています。
CPLだけを購入するならREVORINGとCPLフィルターセットがおすすめです。
REVORINGとは?
こちらのREVORINGが画期的です。
REVORINGとは、ステップアップリングの上位互換です。
REVORINGは、1つのフィルターを様々なレンズに取り付け可能な可変式ステップリングです。
レンズの絞りを応用した構造で、1つのフィルターを複数のレンズで使用することが可能になります。
側面を捻ることで、絞りのような役目を果たします。(下記)
持っているCPLのフィルター径が合わなくてもREVORINGが一つあれば、様々なレンズで使用することができるようになるということです。
取り付けも簡単であるため、撮影の現場にて重宝します。
NDフィルター&CPLセットもおすすめです。
※こちらも全てマグネット式です。
REVORING使用時は、レンズフードを使用することができません。
日差しでゴーストなどが気になる場合はハレ切りなどを使いましょう
三脚
三脚は主にシャッタースピードを稼ぎたい場合や、構図を決めながら撮るときに必須です。
風景写真で言うと、夜間での撮影や夜明けの撮影などですね。
三脚は大きく分けると材質が2種類あります。
材質がアルミ、カーボンのものです。
2つの主な特徴は以下の通りです。
アルミ製の三脚
- 予算3000円〜
- 価格が安価である
- 剛性がある
- 雲台がついているものが多いためすぐに撮影できる
- 分解してのメンテナンスが面倒
- 雲台を変えられないモデルもある
カーボン製の三脚
- 予算3万円〜
- 軽い
- 分解してのメンテナンスが容易である
- 雲台を好みのものに変えることができる
- カスタマイズ性がある
- 価格が高い
大きな違いは価格と汎用性です。
以下がそれぞれのおすすめ三脚になります。
アルミ製おすすめ三脚
- 【マンフロット】 Element トラベル三脚 MKELES5BK-BH [ブラック]
- 【VANGUARD】 VEO 2S 235ABM
- 【マンフロット】190プロアルミニウム三脚 4段
カーボン製おすすめ三脚
- 【Leofoto】LS-324C+LH-40 レンジャーシリーズ 自由雲台セット
- 【Gitzo】GT4543LS システマティック三脚4型4段ロング
- 【RRS】TVC-24L Mk2
1つずつ特徴を話していきます。
アルミ製の三脚おすすめ3選
【マンフロット】 Element トラベル三脚 MKELES5BK-BH [ブラック]
三脚メーカーの老舗マンフロット製です。
手頃な値段でありつつ、伸ばした時の長さは143cm、コンパクトさも兼ね備えています。
折りたたむと32cmまで小さくなるので、使い勝手も良いです。
耐荷重4kgあり剛性も申し分ありません。
とはいえ、望遠レンズなどの重いレンズを載せての撮影には不向きです。
マンフロット公式サイトはこちら
この価格帯ではコスパが良いモデルとなっています。
雲台が装備されているモデルのため、すぐに撮影で使用することができます。
また、カメラの着脱が楽なクイックシュー機構を採用しています。
三脚をまだ所有していない方は、こちらのモデルで試してみるのもいいと思います。
【マンフロット】MKELES5BK-BH | |
---|---|
価格 | 18,000円(定価) |
重量 | 1.15kg |
全伸高 | 143cm |
格納高 | 32cm |
脚段数 | 5段 |
耐荷重 | 最大6kg |
雲台の有無 | 有 |
【VANGUARD】 VEO 2S 235ABM
VANGUARDは台湾の会社であり、現在は有名な三脚メーカーの1つです。
この三脚は、5段階脚が伸びるため最伸高145cmと様々な場面で使用することができます。
耐荷重も6kgと剛性も備えつつ価格も安価なためおすすめです。
メンテナンスも容易に行うことができます。
雲台は自由雲台が採用されており、素早く構図を決めるのに最適となっています。
クイックシュー(アルカスイス互換)が使われているため着脱も簡単です。
【VANGUARD】 VEO 2S 235ABM | |
---|---|
価格 | 16,500円(定価) |
重量 | 1.5kg |
全伸高 | 145cm |
格納高 | 39.5cm |
脚段数 | 5段 |
耐荷重 | 6kg |
雲台の有無 | 有 |
【マンフロット】190プロアルミニウム三脚 4段
アルミ性三脚の中でも最高級クラスのものです。
伸ばした時の長さが160cmと風景写真を撮影する面では、汎用性が高く使いやすい仕様になっています。
また耐荷重15kgと望遠レンズを載せても安定する堅牢性もあり、使用時にパーツが破損しても個別に購入できるようになっています。
この三脚には雲台がないため自分で購入する必要があるため、価格と雲台が付属していない点が難点。
しかし、レバーロック式の三脚なので、開脚に時間をかけずに撮影に移ることができます。
【マンフロット】190プロアルミ三脚 4段 | |
---|---|
価格 | 37,257円(定価) |
重量 | 2.05kg |
全伸高 | 160cm |
格納高 | 49cm |
脚段数 | 4段 |
耐荷重 | 15kg |
雲台の有無 | 無 |
次はカーボン製の三脚を見てみましょう。
価格が一気に高額になるため、こんなメーカーもあるんだ程度で大丈夫です。
カーボン製の三脚おすすめ3選
【Leofoto】LS-324C+LH-40 レンジャーシリーズ 自由雲台セット
Leofotoは中国で設立した会社です。
日本ではワイドトレードという会社が代理店をやっています。
Leofotoは三脚のセンターポールをなくす手法で、三脚のコンパクト化を図り人気を集めています。
Leofoto公式サイトはこちらから
この三脚はカーボン三脚にしては、価格帯も安価です。
最初の1本目としても非常に優秀だと思います。
カーボン製で軽く、なおかつ剛性も兼ね備えた1本になっています。
また、セットの雲台も自由雲台で使いやすいことで有名です。
Leofoto製の雲台は少し捻っただけでしっかりとホールドされるため、撮影時でも安心して使用することができます。
【Leofoto】LS-324C+LH-40 レンジャーシリーズ 自由雲台セット | |
---|---|
価格 | 81,840円(定価) |
重量 | 1.88kg |
全伸高 | 170.5cm |
格納高 | 57cm |
脚段数 | 4段 |
耐荷重 | 15kg |
雲台の有無 | 有 |
【Gitzo】GT4543LS システマティック三脚4型4段ロング
三脚で最高峰メーカーの1つです。
価格は高額ですが、剛性も高く無骨なデザインも唯一無二で世界にファンがたくさんいます。
所有しているだけで尊敬の眼差しを受けること間違いなし。
所有感を満たされ見ているだけで、ご飯3合いけます。
冗談はさておき、今回紹介するシステマティックは携帯性はあまり良くはない。
しかし、それを補うほどの剛性、安定性がありメンテナンスもしやすいのもGITZOの良いところです。
破損しても部品ごとに販売をしているため長い間愛用することができます。
価格以外は完璧です。
価格以外は.....
三脚1つに定価186,000円はおかしい。
絶対1桁、間違えてる。
そんなことを思っている私にも時期もありました。
ですが、気がついたら購入していました。
皆さんは散財しないようによく考えて購入しましょう。
冷静に三脚10万円以上払うのはおかしいです。
【Gitzo】GT4543LS システマティック三脚4型4段ロング | |
---|---|
価格 | 186,000円(定価) |
重量 | 2.38kg |
全伸高 | 158cm |
格納高 | 61cm |
脚段数 | 4 段 |
耐荷重 | 28kg |
雲台の有無 | 無 |
【RRS】TVC-34 Mk2
RRSはReally Right Stuffの略で、アメリカの会社です。
製品1つ1つが高精度で高い品質のものをという姿勢のもと設立されました。
いわば、三脚界のAppleみたいな立ち位置です。
Appleのように洗練されたデザインと機能を持っているため幅広い層から支持を受けています。
製品1つ1つへのこだわりがあり「使い手のことをよく考えているな」と圧倒されます。
銀一という会社が日本の代理店になっています。
RRS公式はこちらから
そんなRRSが出しているカーボン製の三脚。
美しい。
三脚は本来無骨なもので、写真を撮るためだけに使うもの。
しかし、このRRS三脚は部屋に飾っておきたくなるようなアートを感じます。
美しいだけではありません。
性能もしっかりしており重量は1.92kgにも関わらず、耐荷重は39kgと剛性も半端じゃありません。
また、段数も4段と幅広いシーンで活躍すること間違いないでしょう。
RRS(左) Gitzo(右)同じカーボンでも柄が違います。
性能やデザインを比較して自分が気に入ったものを後悔ないように購入しましょう。
ちなみにRRSの三脚はAMAZONや楽天で購入することはできません。
もし購入したい場合は、日本代理店である銀一に購入しましょう。
銀一のHPはこちらから
【RRS】TVC-34 Mk2 | |
---|---|
価格 | 185,900円(定価) |
重量 | 1.92kg |
全伸高 | 148cm |
格納高 | 53.8cm |
脚段数 | 4段 |
耐荷重 | 39kg |
雲台の有無 | 無 |
お次はレリーズです。
レリーズ
レリーズを使う場面は、三脚に据えて撮影する時に使用します。
シャッターボタンの代わりにレリーズを使うことで微ブレを防ぐ効果があります。
レリーズは純正を買うか、今回紹介するROWAJAPANかの二択です。
風景写真においてカメラを三脚に据えるならレリーズは必須です。
レリーズには主に2種類に分かれます。
有線レリーズかワイヤレスレリーズです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
有線レリーズの特徴
- 有線にてカメラと接続
- ワイヤレスレリーズと比べると安価である
- カメラによって端子が異なるため併用できない
- 基本的に電池が不要である
- バルブ撮影の際に押しっぱなしにできる機能がある
- 有線が撮影の際、邪魔
ワイヤレスレリーズの特徴
- Bluetoothにてカメラと接続
- 線を繋げる必要がないため、即座に撮影できる
- 価格が有線レリーズよりも高い
- バルブ撮影ができない
- ボタン電池が必要である
メーカー純正のレリーズは基本的に価格が高いです。
しかしCanonとSONYの方は純正ワイヤレスの使い勝手が良いため、純正の購入をおすすめします。
Nikonの方はROWAJAPAN一択です。
※Nikonの方はROWAJAPANを購入する前に、端子が機種により異なるため確認し購入してください。
「レリーズはいらない」といっている方がたまにいます。
シャッターボタンをとても繊細に押すことができる、特別な訓練を受けた方だけなので諦めましょう。
またタイマーを使って撮影する人もいますが、レリーズを忘れた時の最終手段にしてください。
撮りたい時にシャッターが切れず、撮りたい一瞬を逃します。
特別な訓練を受けていない私は、レリーズに頼りっぱなしです。
まとめ
本記事では風景写真を撮影するのに必須なアクセサリーを3つ紹介してきました。
金額と相談しながら、1つは所有するようにしましょう。
大切な機材を守るために、こちらの記事ではカメラ保険について紹介しています。
ぜひあわせて読んでみてください。
-
おすすめカメラ保険3選(携行品保険)
続きを見る